ユニークポイント 下北沢演劇祭参加

舞台写真

『Fermat's Last Theorem』(フェルマーの最終定理)
作・演出 山田裕幸


【出演】
洪明花 北見直子 古市裕貴 ナギケイスケ(以上ユニークポイント)
古澤光徳 平佐喜子(Ort-d.d) ヤストミフルタ


2015/2/4-8 下北沢シアター711



17世紀、フランスの数学者ピエール・ド・フェルマーが「この定理に関して私は真に驚くべき証明を見つけたがこの余白はそれを書くには狭すぎる」と書き残したフェルマー予想は、その内容の簡潔さゆえ、何人もの数学者やアマチュア研究者が証明に挑みましたが、なかなか証明されませんでした。1993年、イギリス生まれの数学者アンドリュー・ワイルズは秘密裏にこの証明を研究し、1995年、誤りがないことが確認され、ついに最終決着となりました。証明まで実に360年もの歳月を要したのです。本作「フェルマーの最終定理」は、ワイルズがフェルマー予想を証明する歴史的講義に立ち合った、若き日本の数学者たちを巡る物語です。

2015年2月4日(水)〜8日(日)

水曜 19時
木曜 19時
金曜 14時 19時
土曜 13時 19時
日曜 13時 17時

下北沢 シアター711



チケット 前売り開始 1月10日(土)

一般  予約 2,800円  当日 3,000円  学生  2,000円
(均一料金/要学生証提示)  
(ご予約は前日まで可能/全席自由席/日時指定整理番号付)


7(土)16時より「洪明花の成果発表会」を行います。【入場無料/10分前開場】
洪明花は文化庁の2014年度新進芸術家在外研修生として2014年1月より1年間、韓国国立劇団で研修を行いました。そこで習得した様々な韓国伝統芸能を発表会という形式で披露します。



私は大学で数学を学び、今も数学を高校生に教えたりしている。劇作家=国語というイメージが強いのは理解はできるが、劇作というのは数学的な思考がどうしても必要とされる。もちろん書きたいものがあるから戯曲を書くわけだが、意欲だけではなかなか戯曲は書くことができない。資料を読み、登場人物を配置し、プロットを組み立てていく行為は数学の問題を解くことによく似ている。最初は抽象的でなかなか意味が分からない問題も、あきらめずに付き合っていくとだんだん具体的なものになっていき、やがてよくある数式へと帰着する。問題が解けるときはほとんどがこのパターンなのである。私だけではなくおそらく多くの劇作家にとって、戯曲のヒントを得、実際に書き始めるまでの過程は、このような感じのはずである。(山田裕幸)


<チラシ>



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