タヌキさんがやって来た。

Mr. Tanuki est arrivé


2013年8月2日(金)~3日(土) Theatre du Marais(フランス・パリ)
8月2日(金) 20:00 start  8月3日(土) 20:00 start
料金 15 ユーロ
割引 10ユーロ

私たちの国では2011年3月11日、大きな地震があり、
その後に発生した津波は、多くの罪のない人たちを飲み込みました。
原子力発電所の事故では、住む土地を失った人もたくさんいます。

私たちはこの国に暮らす表現者として、ひとりの若い女性の命を巡る物語を通じ、
生きる悲しみと、希望について、フランスのみなさまに問いかけてみたいと思います。
ひとはなぜ生きるのか、なぜ彼女が死ななければならなかったのか、について。

作家 演出家 山田裕幸



物語

入院中の女の下に、ある日突然、浮浪者がやって来る。
その男はこの病室を双眼鏡でずっと覗いていたと女に告げるが、いったい何のためにここにやってきたのか?
2013年4月に上演した作品。

劇団プロフィール

東京・板橋にあるatelier SENTIOを活動拠点に、小さな劇場から、中規模の劇場での公演まで幅広く活動している。代表の山田と、俳優7名、スタッフで構成されている。2005年以降は、日本と韓国の演劇人による共同制作作品、山田の書き下ろし新作公演、アトリエでの実験的な作品を交互に上演している。2005年、2009年には韓国2都市での公演も行った。実際に起こった犯罪をモチーフにした作品、日本の近代小説の翻案作品など、内容は多岐に渡る。

 

山田裕幸プロフィール

1971年生まれ。大学入学と同時に、劇作、演出を始める。
卒業後、ユニークポイントを旗揚げ。以降、劇団の公演を中心に活動をしている。
2005年には、老舗の演劇雑誌「テアトロ」の戯曲賞を受賞した。

創作活動のほかにも、
大学でのワークショップ、戯曲研究会のファシリテート、
演劇祭のディレクターなども積極的に努めている。