週末は、ドライブしよう。ちょっと、韓国まで。


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日本と韓国が一本のトンネルで結ばれる?!

福岡から釜山まで直線距離で約130キロ。両国がトンネルで結ばれたら、車で2時間ほどで韓国に到着!
本場の韓国料理を食べて、海雲台(ヘウンデ)のビーチで遊んで、その日のうちに帰ってこられます。
「THE TUNNEL」 はそんなトンネルが建設されることになった未来のお話。
夢のような話にわくわくする一方、何かを失ってしまうかもしれなくて、ちょっぴり不安です。
でも失いたくないものってなんだろう。日本らしさとか、奥ゆかしさとか?伝統とか、風習とか?何だろう?
失いたくないものって。欲しいものじゃなくて、失いたくないものについて考えてみる。
きっとそれは、どこか遠い知らない場所にあるのではなく、すぐ目の前にあるもの。
気付いてさわって、失いたくないって、つぶやいてみればいいもの。

稽古風景

劇団史上最高の25名の出演者でお届けします。託児サービスもあります。

2009年の「通りゃんせ」に引き続き、トンネル作業員、作業員の家族、家族の通う学校の生徒会、
政府、反対派、謎の女、南を目指す家族などの複数場面により物語は進行いたします。
過剰な表現などはございません。どんな年齢層の方にもお楽しみいただける内容です。
劇場が託児サービスも行っておりますので、小さいお子さんをお持ちの方も、この機会にぜひご観劇ください。


通りゃんせ(2009)より

釜山の劇団ドンニョクとの共同制作です。

2009年、出演者として「通りゃんせ」に参加してくれたパク・ヨンホン氏が代表を務めます
釜山の劇団「ドンニョク」との共同制作作品です。
韓国側から日本に掘り進めるトンネルの韓国人作業員のシーンを、パク氏の脚本と演出でお届けします。
(韓国語のシーンは日本語字幕がつきます)

 左が山田裕幸/右がパク・ヨンホン氏

鄭義信さんからの応援メッセージをいただきました。

鄭義信さんより(劇作家・演出家)

実は僕、ユニークポイントのお芝居を二回しか見てないんです。それで、応援メッセージを書くなんて、ほんと、おこがましいんですけど……書いてます。なぜかって言うとですね、山田くん(なんて呼ぶのもおこがましいんですけど……)から突然、電話がかかってきて、えらく勢いこんだ調子で語るのです。
 「福岡と釜山にトンネルが通るっていう設定でね、また日韓合作でつくるつもりなんです!」
 「あぁ、そうなんだ……」
 「祝祭劇をやるつもりなんです!」
 「あぁ、いいね、祝祭劇」
 「それでね、応援メッセージを書いてもらいたいんですよ、チョンさんに!」
 「あぁ、いいよ」
 ……てな調子で、ほいほい引き受けてしまったんです。引き受けてから、正直、後悔してるんです。よく知りもしないのに、応援メッセージを引き受けて……調子がいいにもほどがある……お馬鹿すぎる……けど、昔から、勢いこんでる人に逆らえない性格なんですよね……。
 それでも、あれほど山田くんが勢いこんでるってのは、きっと目論見と勝算があるからだと、僕はひそかに思ってるんです。福岡と釜山にトンネルが開通したっていう設定だけで、早くもにぎにぎしく、めでたい祝祭の光景が目に浮かぶじゃないですか。それに、ほら、その祝祭の裏には、どうしたって衝突と葛藤(それも笑っちゃうような……)が生まれるだろう匂いも、ぷんぷんとしてきます。
 山田くんがいかに、その大いなる祝祭に立ち向かっていくのか……大いに期待して、劇場に足を運ぼうと思ってます、ほんとです、はい。