銀光りする熾烈な運命よ、
わたしたちの慈愛も罪も/おれたちの恨みも希望も、
有無を言わさずないがしろにしてしまうつもりか。
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9/27 インタビューアップしました。こちらから。
ユニークポイントの新作『雨の一瞬前』は、終戦間近の東京を舞台に繰り広げられる、ユニークポイント初の歴史劇です。
2005年、ユニークポイントの韓国公演で出会った、清洲(チョンジュ)市民劇場より、俳優チョソンヒを招き、日本語と韓国語が舞台上で行き交う作品です。韓国の若手俳優の演技も、本公演のみどころのひとつです。(日本語字幕付き)
安木一之        チョソンヒ
ユニークポイントはこれからも、海外の俳優とのコラボレーションを通じ、身体性の違いから世界を描く作業を行っていきたいと考えております。今回の公演がその第一歩となります。
舞台設定は、1945年3月。東京大空襲のほんの少し前、とある旅館での出来事を描きます。朝鮮半島から徴用された朝鮮人と、旅館の娘を軸に、上野駅で足止めを余儀なくされた人々や、近所に住むあやしい傷痍軍人などが主な登場人物です。
「戦争」や「日本と朝鮮の問題」など、本作のテーマは深刻かつ複雑ですが、演劇はそのような問題を、あたかも自分の物語として提示できる力があると思っております。演劇は歴史の解説でも、作者の主張の発表の場ともなってはいけません。あくまで、個に宿る物語として私たちは創作をしています。
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