2002/9



 9/1(日)
■サミットofサミットも無事に終わった。アゴラの5Fで、ただひたすら話をする、それがサミットofサミットである。最終日の今日は何を話していたのかを提言として発表。わざわざ来てくださった方、感謝しています。



■参加者全員で写真を撮った。まあこれは記念である。キャンプには集合写真が良く似合う。
 8/29(木)
■今日から「サミットofサミット」が始まった。これは、カンパニーの主宰者のためのワークショップであり、このようなワークショップは、他に例がないだろう。制作WSと並んでサミットの目玉企画なわけだが、これまでいまいち盛り上がりに欠けていた。一体どのくらいの参加者が来るのか、実に不安だった。しかし、地域から参加した方を含め全部で10名ほどが集まったのだった。地域からの参加者は、もちろんアゴラに泊り込みである。9月1日まで。最終日には、まとまったものを、発表する予定。

■コーディネイトはOrtの倉迫さん。10月には自身の公演で地方をまわるそうだ。稽古を休止しての仕事ぶりは頭が下がる。

■サミットofサミットは、「若い演劇人のための集中講座」「NLC」に参加した、いわゆる利賀組の熱意と、責任感と、一握りの使命感で運営されている。私たちが得た情報や、刺激を、さらに広い輪に発展させていきたいという思い。教える、教わるの関係ではなく、お互いに刺激しあえる関係を維持すること。どんな展開をしていくのだろうか。楽しみなところである。

■しかし、先週の零式から、なんだかずっとアゴラに通っている。
 8/26(月)
■昨日、零式の公演が終わり、アゴラの5Fで打ち上げだった。色々と話す。ちなみにパンフに書いたのはこんな文章だった。

私はユニークポイントの座付き作家として、そして演出家として日頃作品を作っている。そんな私にとって、ユニークポイント以外のカンパニーから演出を依頼されるということは今回が初めてだし、今後も、さほど多くはないと思う。
あまり機会がない機会を得ることができたとき、それをラッキーだという。しかし問題はその機会を活かせるかどうかである。これについては、やはり観ていただく観客のみなさまのご判断、ということになるのだろうか。
いずれにせよ、海にも山にも行くことなく、ひたすら都内の稽古場で、キューピーと一緒に過ごした汗のにおいのする作品になったと思っている。


■2月は作だけを、6月には作と演出を、8月には演出だけをと、半年の間に色々やった。次は秋に俳優をやる。我ながら凄いな。今年の私は「マルチな演劇人」である。
 8/22(木)
■あっという間に劇場入り。最近はアゴラに行くことも多いので、劇場入りといってもリラックスできる。相変わらずスタッフは仕事が早いので、警察に原付を取りに行ったり(昨日、東中野で原付をレッカー移動された)メールを書いたり、夜まで暇だ。それで、転換稽古をして退館。いよいよ明日は初日である。

零式「永代看板娘」である。場所はアゴラだ。夏のサミットだ。ぜひ見に来てください。
 8/18(日)
■昨日から、中板橋の「新生館」という稽古場で、小道具を搬入して、実寸をとり稽古をしている。昼から夜まで、稽古時間も長い。
■なにしろ、使用する小道具が多いので、俳優が慣れるのに時間がかかる。非常に重要な問題だ。繰り返し稽古。演出家は、整理係りの側面も必要。こういうときに、演出助手というスタッフのありがたみを知る。
■夜、通し。1時間12分。前回と同じだが、役柄に幅が出てくる。しかしまだまだだ。それに登場人物が少ないので、俳優の体力と集中力が途切れがち。日ごろの鍛錬だな。秋に俳優をやるので、こうやって稽古をしながら、メモをしておく。
 8/14(水)
■夕方から、中板橋で通し稽古。照明、舞台監督、装置の各スタッフと打ち合わせ。数日前に比べ、5分も伸びる。原因ははっきりしているが、この段階はそれもよし、としておく。
 8/13(火)
■昼から国分寺で授業のあと、戸山へ移動。稽古。途中、外から雷のような音が聞こえたと思ったら、どうやら花火の音らしい。稽古場で「神宮の花火じゃないか」と誰かが言った。本当にそうだった。
 8/11(日)
■昨日、風琴工房の秋の舞台の顔合わせのあと、下北沢で数人と話し込み、結局朝帰りになってしまった。それでも昼には、千葉にいる。8月の舞台もいよいよ迫ってきた。夜まで稽古。
■明日からまた国分寺で授業なのだ。髭をそり、気分を変える。忙しくしているうちに、夏も終わってしまいそうだ。
 8/9(金)
■夜からアゴラで制作WS。刺激的。
■今月末の零式、そして秋の風琴工房、来年2月のユニークポイントの公演と、着々と同時進行で進んでいる。2月のものも、ほぼ詳細は決まった。近々発表できそうです。
 8/4(日)
■昼から戸山で稽古の後、中野へ。途中、大久保通りぞいに爬虫類ショップをみつけたので、少し寄ってみる。あまり得意ではないが、見ずにはおれないのが、爬虫類。カメレオン、トカゲ、イグアナ、カメ、ヘビなどをみる。一番インパクトのあったのが、餌用のコウロギ。変な虫もいた。うえー気持ち悪い。でも楽しい。
■中野では、ブラジルを見る。ブラジルという演劇カンパニーである。ブラジルの人を見に行ったのではない。
 8/3(土)
■稽古のため、東西線で「南行徳」に向かうが、人身事故で、東陽町で電車が止まる。仕方ないので、バスに乗り、先を急ぐが、なにせ地理的な知識がないので、都バスの運転手につい聞いてしまったのだ。「これは南行徳まで行きますか?」運転手はひとこと、「都バスは千葉を走らない」と答えたのであった。
■「都バスは千葉を走らない」
■これほどまでに人を説得させる言葉はあるだろうか。凄い説得力である。都バスの運転手。すぐに「あ、そうか」と100パーセント納得した。いや、勉強になった。
■もちろん都バスは神奈川も走らないので要注意である。埼玉も。
 8/2(金)
■しかし凄い雨であった。たまたま大山の商店街「ハッピーロード」にいたのだが、パチンコ屋は雨漏りで停電していたし、帰るに帰れない買い物客でごったがえしていた。
■夜、戸山で稽古。どうにか形が見えるところまで。
 8/1(木)
■夕方から、8月の舞台の稽古を中板橋で。とりあえず最後までやってみる。登場人物がほぼ二人なので、舞台に演劇的な空間をつくる、ということが難しい。演出家として使えるパーツが少ない、とでもいうべきか。いずれにせよ、難しいことには変わりなく、稽古していてとても疲れる。