2007/8

8月30日(木) 書き終えた
■昨日、ようやく台本が最後までいきました。ラストは、新宿のトップスカフェで。

■さて、今日はソンヒと一緒に『オズの魔法使い』を見たわけですが、前半は稽古場でしか見ていなかったので、「へーこうなるんだあ」などと、まるで他人事のように、ひとりでうけていました。
8月27日(月) 字幕の練習
■今回は、劇中に、韓国語が何回か出てくるわけだが、その全部に字幕をつけることにした。パワーポイントでもなんとかなるが、来年のこと(『あこがれ』を全編韓国語で上演する)もあるので、青年団に協力いただき、字幕システムの提供をお願いしたのだった。
■写真は、字幕担当の宍戸と古海が2台のノートパソコンをあやつる図。(最低2台のPCが必要なのです)プロジェクターで投影して、少しテストしてみた。韓国語の台詞にあわせて、日本語を表示していく。タイミングが命だな。自分の書いた台詞が文字になって出てくるのは、不思議な感覚。やらなくてはいけないことがたくさんあるな。
■稽古後、ガストに寄ってみた。閉店時間が迫っていたのが幸いしたのか、思いのほか進む。2万字は越えた。稽古を休みにして家にこもって台本を書いてもよかったが、やはり稽古場に行くといろいろな刺激を受けてよい。
8月26日(日) まさに、台本を書きながら、稽古をやっている
■午後、新宿で、ほぼ一年ぶりにTOKYOSCAPEのメンバーが集まり、ミーティング。あれ?一年もたつ?というのが素直な感想。つい昨日、打ち合わせで会ったような感覚だった。その間に、夏井さんはフランスへ行き、フランスから帰ってきていた。
■打ち合わせを終えて稽古場に着くと、洪明花と、通訳で入ってくれているハノルが、台本をチェック中。早くソンヒに台本を読ませたいので、急ピッチで翻訳を進めてくれているようだ。まず、洪明花が翻訳し、ネイティブのハノルとで精度を高めていっているようである。心強いなあ。でも書くとすぐに翻訳されちゃう。これはいいプレッシャーになるけど、ドキドキ。
■さて、稽古はいくつかのシーンを、何人かの俳優で試してみる。まだ配役もはっきり決めていないので、そろそろ考えていかなくては。
■さて話は戻るが、昨日は台本を書いた『オズの魔法使い』の初日を観に行ったのだった。書いて、渡して、それから稽古にも全然行けなくて本当に申し訳ない気持ちだったが、今回のドロシーと悪い魔女との物語は、あれで成功だったんじゃないかなあ、と思いながら、結構感動してしまった。自分が書いたのになあ。やっぱり、楽しんでやっているのが伝わってくる舞台はいい。9月1日までなので、観に行こうじゃないか。
■写真は、ソンヒを出迎えに行った成田空港で。
8月23日(木) キムチ
■昨日の夜は、稽古がなかったので、幾人かのメンバーがソンヒを誘い、下北沢で飲んだようだ。聞けば、焼肉を食べて、カラオケに行き、ある劇団員の家に泊まったそうである。私は、もくもくと台本を進めていた。
■今日は、夜、稽古。とりあえず改訂した台本を声に出して読み俳優から意見を聞く。非常に役に立つ意見があり、考えるきっかけになる。
■深夜、地元の駅前でソンヒと二人で飲む。家に帰ると、彼の母親が大量のキムチをEMSで送ってきてくれていた。もちろん、ものすごくうまい。
■広陵の監督が例の審判の判定に文句を言ったというニュースを読んだ。それに対し高野連のえらい人が注意をしたらしいが、この件に関しては監督側に一票いれさせてもらう。あの判定がどれだけ多くの人の今後を変えたのかと思うと、ぞっとする。
8月22日(水) ジム
■ソンヒがまず我が家で言ったことは、「ジムでトレーニングをしたい」ということだった。「ジム」で「鍛える」ということと、まったく縁がなかったので困ったわけだが、その数日後、駅前でもらったティッシュがそういう施設のものだったのは驚きだった。
■早速入会を申し込みに行ったが、なぜか気がついたら自分も一緒に入会していた。オーディションを受ける友人についていったら、自分がなぜか合格し、デビューしてしまう話はよく聞くが(実際にあるのかはともかく)まあ、そんな感じなのである。まあこれも社会勉強だ。
■それで、今日、なぜか私はランニングマシンの上をテレビを見ながら時速6キロほどで歩いていたわけだが、警察官が女を殺し、その後自分も死んだニュース見ていて、その派出所がすぐ近所だったということを知る。そして午後、しばらく放置してあった原付のパンクを修理に持っていった帰りに、その派出所の前を通ったが、いつもとなにも変わった様子がなく、なんだか余計に恐ろしい気持ちになったのだった。
■高校野球の決勝戦は、引き分け再試合を戦った佐賀北の優勝で幕。佐賀県になんの思い入れもないが、県立高校が優勝したのは、ものすごく嬉しい。勝負を決めた満塁ホームランは、たまたま生中継で見ていたが、本当のMVPは、その前に押し出しとなったボールの判定をした、球審ではなかったか。あれはストライクだろう。打たれたピッチャーは、明らかに判定にいらつき、動揺し、精神が乱れていた。
■台本は、ずいぶん引き締まってはきたが、所詮まだ途中の段階。最後まで書く前に、あれこれ言っても仕方ないことなので、省略。
8月20日(月) ソンヒと安木
■先日の16日に、10月の新作に出てくれる韓国人のチョソンヒが来日したのだった。それから今日まで、いろいろ案内をしたり、電車の乗り方を教えたり、稽古をしたり、仕事をしたりしていて、忙しい毎日だった。
■というのも、今ソンヒは我が家に暮らしている。というか公演が終わるまでずーっといる。毎日、日本語と、韓国語と、英語がミックスされた会話をしているので、つい家のものにも、英語で喋りかけてしまったりするのだった。
■そんななか、台本も進めているが、やはり時間はかかる。まだ完成はしていない。稽古もはじまっているが、今はそのほとんどが勉強に費やされてる。
■写真の左がソンヒ、右は安木。二人とも、もっと普通の顔ができないものかと思う。
8月10日(金) 夏の庭
■昨日の反動なのかわからないが、ぼけっと一日を過ごす。一年に何度もあることじゃないので、貴重な一日であった。
■夜は『はだしのゲン』をテレビで見た。
■昭和21年生まれの両親が、小学校3年生の孫に、ドラマを見ながら戦争のことを語っている様子は、なかなか興味深かったぞ。
■庭では、立派なカマキリがセミを狙っていたりしたが。
8月9日(木) 高校生と2日間






■昨日今日と、去年に引き続き、静岡の高校生とのWSだった。
■昨日が99人、今日が103人だったかな。まあ常識的に考えて、演劇のワークショップをやるには、人数が多すぎる。が、やらねばならぬ、2日間だった。きちんとひとりひとりと向かい合いたかったが、それは無理で、創作の発表も全部見ることは不可能だ。それでもなるべく楽しい2日間を過ごしてもらいたいと、知恵を絞った。去年に引き続き手伝ってくれた河野、石橋、をはじめ、アシスタントをしてくれた劇団員に大変感謝しております。ありがとう。
■さて、いよいよ新作の稽古開始が近づいてきました。台本完成は難しいかもしれないなあ。いやいや、そんなこと言わずに頑張ろうと思う。
8月7日(火) 静岡空港
■現在、静岡県には空港がつくられているわけですが、おそらく最後の地域の空港と言われていて、その建設現場に行ってみました。開港したら立ち入ることができない位置から、全貌を見ます。
■わくわくしてしまってしょうがない。
■明日から2日間は、去年もやった高校生のワークショップです。劇団からは4人のアシスタントを呼んで、総勢5名での大掛かりなものです。
8月5日(日) 資料を読む
■朝早く起きて、静岡へ。
■高校時代の同級生たちと一年ぶりの再会。
■家(実家)に帰ると、amazonで買った追加資料が、ぞくぞくと到着していた。東京大学出版から出ている一番下のものは、かなり面白い。ぼんやり読書しながら夜は更ける。
8月4日(土) 座学
■とても暑い一日。
■昼から授業のあと、資料をまとめて下北沢へ。劇団のワークショップ。演劇にまつわる勉強をする。主に助成金について。芸術文化振興基金のサイトにある助成額一覧を見ながら、考える演劇と助成金。
■そのあと少しだけ創作。だいぶ形ができてきた様子である。
8月3日(金) おろし
■なぜか制作の河野が、大阪で舞台に立つというので、宣伝をすると、

OSAKA SHORT PRAY FESTIVAL'07
8月4日 20:30〜 /8月5日 15:30〜 大阪IMPホール

というのに、西村君率いる青年団演出部という枠で登場するらしい。近隣の方、河野のへなちょこな身体をご覧いただきたい。

■天気はいいが、風の強い一日。台風の影響だろうか。数日後の帰省に備え、観葉植物に水などを与えたり、掃除をしたりして昼は過ごす。夜は授業だった。数日前から、大根おろしの入った蕎麦やうどんが(いわゆる「おろし蕎麦、おろしうどん」のこと)なぜかマイブームで、今日はわざわざ大根を買ってきて、自分で作ってみたりした。
■登場人物の年譜を作成しながら、設定におおきな変更の必要を感じる。その改訂作業。ちっとも進まない。
8月2日(木) ツインPC
■まだ中学生か高校生の頃、TMネットワークというバンドのキーボード奏者が、複数の鍵盤に囲まれ演奏をしているのを見て素直に「格好いい」と思ったものだ・・・と書きながら思い出したが、レポートする人も「持ち込まれた機材の量」を興奮してレポートしていたはずである。今考えると、セッティングするスタッフが大変だったろう。
■写真は普段仕事をしている場所。キーボードじゃないが、ツインパソコン。画面を見ながら、チラシの校正をもう一台のパソコンでするなんてことがかなり快適に行える。
■それにしても朝青龍のサッカー事件である。処分そのものより、「公式行事」を「嘘をついて欠席する」ことが、これほどまでに周りのものを怒らせるのかということに驚いている。
■大変に暑い一日。台風が近づいてきているようだ。
8月1日(水) 靖国神社
■半蔵門のチケットぴあへ。チケットの委託に関する手続き。2年以上の利用がないと、登録がいったん解除になるとは知らず、再契約。最初に契約したのも自分のはずだが、全然記憶にあらず。
■それでふと思い立って靖国神社まで歩く。恥ずかしながら、生まれて初めてである。あと2週間(8月15日)もすれば、マスコミはじめ多くの人が押し寄せるはずだが、さすがに平日の昼だけあって、閑散としている。サラリーマンたちは木陰で休み、パソコンで仕事をしている人もいるくらいである。
■入場料800円を払い遊就館を見る。外国人の方多数。韓国の高校生らしき団体もいたが、残念ながら、展示は英語だけだった。この前の江戸東京博物館もそうだったが、ここ遊就館も展示品はもちろん、その展示デザインが洗練されていてとても美しい。
■猛暑の中、九段下から地下鉄で早稲田へ移動。学習院女子大学で、秋の演劇祭の実行委員会。そのあと高田馬場で学生達と飲むが、A先生と自分以外、一杯目が全員ウーロン茶をオーダーしたことにただただ驚く。それも飲み放題のコースのようである。まずウーロン茶を飲んでから、カクテルなどを飲むのが流儀らしい。勉強になるなあ。台本はそういうわけで、お休み。