いままでのblogに変わって、劇作の日々はこちらのページで更新していくことにしました
【バックナンバー】

7月30日(水) 帰国しました
■韓国組は韓国での稽古を終え、今日帰国しました。再開は8月5日。ゆっくり休んでもらいたいものです。
■さて私が演出する組、つまり韓国人俳優との稽古ですが、今日で5日くらい。一応最後まで。明日一日やって、8月2日からは静岡合宿です。
■その他、仕事したり、チラシを運んだり、がんばっております。ぜひ観にきてください。
7月19日(土) 広島へ行きました
 
■『トリガー』の上演を観に、強行日程で広島へ。到着後、市内観光。原爆ドーム、平和公園資料館などをまわって、徒歩でホテルへ。少し寝てからネットで近くのマッサージ屋さんを探して、マッサージしてもらう。
■夜、横川駅前の山小屋シアターという小劇場で、演劇ユニット体温による『トリガー』観劇。実は、自作を日本のカンパニーが上演するのはこれが初めてだったので、冒頭、登場人物が「行ったら?」という台詞を喋り始めた途端、変な気分に襲われるのだった。戯曲のいい部分も、弱い部分も同時に感じながら、時間を惜しむように観劇。ここ数年、これほどまでに純粋な気持ちで芝居を見るなんてことなかった。たぶん次は自分の子供の初舞台までお預けだろう。(まあそういう機会があればの話だけど)
■終演後は、プロデューサーのNさん、演出家のYくんとともに、居酒屋でお話。作品のこともそうだけど、地域の演劇事情の話などで大に盛り上がり、遅くまでつき合わせてしまった。

■翌朝、教えてもらった広島駅にある「麗ちゃん」というお好み焼き屋さんへ。まだ11時前なのに満席。行列もできている。駅ビルには5軒くらい同じようなお好み焼き屋さんが並んでいるわけですが、「麗ちゃん」以外のお店は閑古鳥が鳴いている。シビアなんだなあ。
■バスで広島空港。6時からの授業には十分間に合うはずが、なんと突然の大雨と雷で見事に遅延。結局、予定時間を1時間過ぎて、ようやく離陸。さっきまでは快晴だったのに。20分遅刻してしまった。
■明日からは韓国へ。みんな元気かなあ。
7月14日(月) 一次稽古は終了
■変身の日本での一次稽古を終え、演出家のギョンミンさんは、帰国。16日からは韓国で稽古。
■『トリガー』が広島の方たちで上演中です。前から宣伝しようと思いつつ、今日になってしまいました。広島周辺にいる方は、ぜひご来場ください。僕も18日に見に行きます。初めての広島に、こういう形で訪れることになるとは、不思議なものです。
演劇ユニット体温『トリガー』
7月8日(火) 一ヶ月たってしまった
■忙しい毎日を送っていました。
■遅くなりましたが『フェルマーの最終定理』は無事に終わることができました。ご来場いただいた方、本当にありがとうごいざいました。SENTIVAL!はまだ開催中ですので、ぜひまたアトリエセンティオに足をお運びいただければ幸いです。
■もう8月の舞台『変身』の稽古、はじまっています。これはまたいずれ。
6月7日(土) カフカオーディション
■昨日金曜、韓国から演出家のチャンギョンミンさん来日し、今日は8月の国際交流企画の出演者オーディションだった。50人近くが集まり、一次、二次、三次と、その都度合否を決めていく形で進めることにした。ありきたりのオーディションにはしたくなかったので、それ自体が面白いものになるように仕組んでみた。結果、シビアだけど、来たかいがあった、と思ってもらえるオーディションになったと思う。結局6名の方にご出演していただくことに決定する。近く発表します。
 行きの電車の中で、再読

 劇団員と軽く食事会
6月1日(日) 稽古W
■新人公演の稽古の後、フェルマーの稽古。
■日韓交流企画オーディション締め切り。すごい数の応募。
5月25日(日) フェルマーようやく
■今日は稽古をお休みにさせてもらって、台本を仕上げる。これまでの稽古場での検討を重ねて、最終的には「その場に居合わせた」ことにまず主眼を置いて、人間関係の細かなことは書き込まないことにした。これは俳優に想像してもらって、魅力を出していってもらえばいい。上演時間はたぶん50分くらいだと思います。
■さて、SENTIVALも続いています。昨日は、静岡の劇団渡辺を見て、そのままアフタートークに出席。色々話しながら、演出について考えるいい機会になりました。
■そのほか、フェルマーの稽古場ブログなど、ご覧いただければ幸いです。
5月15日(木) SENTIVAL開幕!
■アトリエセンティオの演劇祭、SENTIVALがはじまった。トップバッターはつくばの百景社。初日に拝見する。まあ、これが面白い。日曜までやっていますので、ぜひアトリエセンティオにお越しください。
4月25日(金) 夏の公演に向けて
■6月のアトリエ公演もあるわけですが、8月の国際交流事業も同時に進めています。日本と韓国での稽古、稽古場の通訳、字幕、などやることはたくさん。劇団総出ですね。
■福知山線の列車脱線事故から今日で3年のニュース。107名も亡くなったんですね。事故のことは覚えているのに、107人もの人が亡くなったとは思いませんでした。
4月22日(火) ミーティング、光市判決
■死刑判決だった。劇団の総会を終え帰宅すると、テレビのニュースはどこも光市母子殺害事件の判決のことで持ちきりだった。被害者遺族の本村さんの会見を、きちんと聞く。間違いなく、歴史に残る裁判になるだろう。
■死刑に賛成か反対か。わかりません、それは。どちらの主張も、わかる部分とわからない部分があるし、その議論そのものへの関心があまりない。
■ただ「悪いことをしたら刑務所に入れられる。もっと悪いことをしたら、死刑になる」という大人たちの言葉は、子供だった自分に少なからず影響を与えた。「悪いことをしてはいけないんだ」という影響だ。死刑が終身刑になっていたら、やっぱりどこか違ったとは思う。
4月20日(日) 大阪へ行ってきた
■週末、学校が休みだったので、家族に会いに大阪へ。行きは近所の谷保駅から深夜長距離バスを初体験。ほとんど寝ていたけど、翌日はやけに一日眠かった。帰りは伊丹から飛行機。やっぱり楽だ。料金差、おおよそ5000円。
■羽田に警察官が多いと思ったら、韓国の大統領が来日したようですね。それを知らずに韓国の品格をちょうど読んでいたところでした。
4月15日(水) お金は通過するだけ
■朝から授業して、夜はアトリエ2階で劇団内プロジェクトのためのミーティング。
■文化庁から助成金の入金。待っていただいた方々へ振り込み。あっという間に、なくなる。
4月14日(火) 29歳
■ある女優さんがフリーぺーパーにコラムを書いているというので、新宿で会って取材を受ける。29歳がテーマだったので、この日記のバックナンバーをプリントアウトして読み返す。(初めて役に立った)あんまり変わらない気がするが、変わっている気もする。
4月13日(日) なぜか東京ドーム
■6月の公演の宣伝用の写真撮影。なぜか東京ドーム。寒くてしびれる。
■そのまま、数学のレクチャー。大変だー。僕も俳優も。
■ドームでのジャイアンツ戦を見て帰ろうとみんなと別れたら、なんとデーゲームだった。しょぼーん。

4月12日(土) DVDと新学期
■普段、DVDを借りてきて見る、という時間がなかなかないわけですが、春休みだったこともあって珍しく何本も見ました。劇団員のお薦めを訊いたりして。「ゆれる」とか「嫌われ松子の一生」とか「メゾンドヒミコ」とか「サッドヴァケイション」とか、比較的最近の日本映画もたくさん見ました。そこには、エンターテイメント性を保ちながらも、奥深さと、つくり手の情熱と、なにより素敵な俳優がいました。当たり前ですけど、作品をつくるためには必要な要素がきちんとあった。
■感じたのは、他者の目線、というか、つくり手の欲望がとても上手に観客に向かっていっているということでした。映画制作には演劇の何倍もの人間が携わるわけですから、おのずとそこに説明と理解が繰り返され、その結果がごく自然と、このような結果になるのかなとも考えます。
■今日からいよいよ新学期が始まりました。いくつかの学校などで、いくつかのクラスを持つわけですが、生徒が違えば雰囲気も変わり、その都度こちらも対応していかないといけません。もう慣れましたが、この環境は適度な変化があって、なにより飽きがないから面白いですね。
4月11日(金) 台本を進める
■久しぶりに暖かくいい天気だった。掃除して洗濯して料理して、そのすべてが気持ちいい。
■6月の台本を進める。「フェルマーの最終定理」というだけあって、登場人物たちは数学の用語やら数式やらを、喋ったり、書いたりすることになるわけだが、その数式を記述するのにWordというソフトは向いてなく、だけどいちいちそれを書いていると、執筆にリズムも出てこないので(数式を記述するのは専用のソフトを使っても結構面倒なんで)とりあえず「・・・」と書くことにした。
■気がつくと「・・・」ばかりの台詞が多くて、読んでも意味がわからない。
■「フェルマー」という作品は、喋っている俳優も、それを見る観客も、そして執筆している作者も、台詞の意味がわからないという、それをやってみようと思っているのだった。かなり滑稽である。つまり台詞の半分は、見知らぬ国の外国語のようなものだ。この構造自体が発明でしょ?まあうまくいくかわからないが。
■だからつまり「実験劇」なのであります。
4月10日(木) 雨の一日
■起きてニュースを見たら中央線がひどいことになっていた。学校での授業がなくてよかった。えらいことになっていた。
■まあ仕方ないとはいえ、中央線が完全に止まるというのは、大変なことだね。
4月7日(月) 帰国しました
■3日間の日程を終えて、帰国しました。今回も清州に行き、美味しい韓国料理を満喫し、芝居も見て(ほとんど寝ていなかったので、あんまり覚えていないんですが)、もちろん目的の打ち合わせも、ほぼ予定通り終えました。ソンヒ君とも、2日とも同じ部屋に泊まって、久しぶりに話しましたが、なぜがそんな気がしないとお互い笑って話していました。数えたらもう8回目の韓国訪問。いろいろな人に支えられ、行く度に知り合う韓国演劇人が増えていきます。演劇に感謝。

清州で食べたじゃかいもと、豚肉の鍋。すごく美味しい。

清州では桜が満開。みんな花見していましたよ。
4月4日(金) もう5日になりましたが
■近所の桜も、満開を過ぎ、路上にはたくさんの花びらが散っています。
■あと2時間くらいで羽田に向かいますが、やっぱり飛行機だと「乗り遅れ厳禁」というセンサーがかなり強く働くのか、変な時間に起きて、これだけ更新してから、出かけようと思います。韓国は、打ち合わせが目的ですが、去年の舞台に出てくれたソンヒ君とも会えるので楽しみです。また帰ってきたら、ここに書こうと思います。
4月1日(火) 新年度なので今年の予定をお知らせ
■色々難航していましたが、ようやく今年の公演日程などが決まりまして、ほっと一息でございます。
■まず6月はセンティオで3人芝居。『フェルマーの最終定理』という作品を上演します。しかもキャストは全員女でございます。洪明花、衣川真生、宍戸かなえの3名。
■8月は、国際交流プロジェクトです。今週末に韓国で打ち合わせをしてきますので、詳細は、それを待ってお知らせしますが、日韓の俳優と演出家が入り乱れての上演になると思います。
■そして来年、2009年2月に新作本公演です。
■国際交流と来年の新作いずれも、会場はシアターグリーンBIG TREEです。ま、一番大きなところです。去年に引き続き、2公演とも文化庁の助成を受けての公演となります。どうぞ御贔屓に。