第20回BeSeTo演劇祭 BeSeTo+参加作品



2013年11月6日~10日 こまばアゴラ劇場

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金世一(きむせいる)

1975年韓国・釜山生まれ。演出家、俳優、世amI主宰。慶星大学で演劇を専攻し、卒業後は俳優、演技トレーナーとして活動、2003年に来日する。現在、東京大学大学院博士課程在籍。映画24区俳優スクール演技講師。創作活動の傍ら、俳優の演技における伝統の需要に関する研究も行っている。演出作品「秋雨」は、2012年密陽(ミリャン)夏公演芸術祝祭2012にて作品賞を受賞した。2013年夏には、演出作<葵上>で韓国と日本で大きな注目を集めた。
小池竹見(こいけたけみ)

1969年生まれ。演出、劇作、舞台美術。早稲田大学在学中に劇団山の手事情社に入団。1990年、(劇団)双数姉妹を結成、以降劇団全作品の作・演出を手掛ける。外部作品の演出、脚本も多く、ゴスペラーズのコンサート演出もデビュー時から手がける。ひとつの作品のなかで戯曲パートと即興パートを織り交ぜるなど、独特の空間演出とともに作りあげる世界は、観る者に日常認識を揺らがせる力をもつ。
山田裕幸(やまだひろゆき)

1971年静岡県生まれ。演出、劇作家。学習院大学入学と同時に、演劇サークルで劇作・演出をスタートさせる。卒業後ユニークポイントを結成し、オリジナル作品を中心に、下北沢の小劇場から、座・高円寺での上演まで幅広く行っている。2005年の韓国公演をきっかけに、韓国演劇人との共同制作も多数行っている。現在、第七劇場・鳴海氏と共同でアトリエセンティオを運営、演劇祭SENTIVAL!のフェスティバルディレクターも務めている。


左から「真夜中のテント劇場」のオセヨクさん、山田、「上船」のユンジヨンさんです。

●韓国現代戯曲連続上演とは?

韓国現代戯曲連続上演は、韓国の旬な若手劇作家の作品を、日本の観客の皆様に紹介するのが一番の目的です。1本の作品だけでなく短編~中編の3作品を連続してご覧いただくことで、より一層、韓国の劇作家が描こうとしている世界感を体験していただけると思います。上演する3作品中の2作品は、今回初めて日本で上演される作品です。
演出にあたるのは、日本での活動が10年目の俳優・演出家、世amI主宰の金世一(キムセイル)、双数姉妹の小池竹見、ユニークポイントの山田裕幸です。そのスタイルも特徴も異なる3名の演出家がバラエティー豊かに作品を彩ります。

●作品紹介

『真夜中のテント劇場』 作:オ・セヒョク 演出:小池竹見(双数姉妹)

格差や労働環境をめぐりテントを張って抗議するテントデモ活動は今も韓国各地で続いている。テントで初めての夜をすごす働く女性ナウンとチョウンは、外からの『声』の恐怖に打ち勝つべく、他愛ないおしゃべりで想像の空間を膨らませていく…

出演 洪明花 北見直子 古市裕貴 ナギケイスケ 吉田雅人

『秋雨』 作:ジョン・ソジョン 演出:金世一(世amI)

2012年、密陽(ミリャン)サマーパフォーミングアーツ作品賞受賞作品。韓国のホテルで起こった殺人事件。その事件を描きながら、離散した家族がそれぞれの現在と出会っていく、韓国の家族の闇を描いた意欲作。

出演 坂本容志枝 神山てんがい 仲谷智邦 吉田俊大 生井みづき / 音楽 三角真一

『上船』 作:ユン・ジヨン 演出:山田裕幸(ユニークポイント)

港の近くの屋台を切り盛りする女性のもとに、自転車に乗った男がやって来る。28年間忘れていた約束を思い出したと言って。二人の記憶は交錯し、運命にも似た時間が流れていく中、やがて船がやって来て…

出演 洪明花 ナギケイスケ

11月/
6日(水)19:00
7日(木)19:00
8日(金)15:00/19:00
9日(土)15:00/19:00
10日(日)11:00/16:00

こまばアゴラ劇場 〒153-0041 目黒区駒場1-11-13 TEL:03-3467-2743

京王井の頭線「駒場東大前」駅 東口より徒歩3分
会場には駐車場・駐輪場がございませんので、お越しの際には公共交通機関をご利用ください。

料金/前売り当日とも 3,000円 
学生・養成所生(要学生証等提示) 1,500円(枚数限定)
*未就学児童の入場はお断りいたします。

スタッフ/
照明 福田恒子
音響 三木大樹
舞台監督 佐藤恵
翻訳 金世一/中塚絵美子
企画 金世一/小池竹見/山田裕幸
提携 (有)アゴラ企画・こまばアゴラ劇場
制作進行 山田裕幸+ユニークポイント
主催 韓国現代戯曲上演実行委員会/ユニークポイント/世amI/双数姉妹