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現在、演劇に関わる感想ページは、実名のもの、匿名のものが入り混じっています。実名のものは、作者個人のページで、匿名のものは、それ専用のページでの掲載です。 私たちが行おうとしているのは、その両者でもない、劇団のサイトから発信です。これまでにない新しい情報だと考えます。 まず、レポートを受け取る劇団のメリットがあります。稽古中も、上演中も、作り手は全身全霊をかけて作品に取り組むわけですが、何気ない感想、批評が、作品世界の質を高めることがきっとあります。私たちは、そんな批評を待っているのです。そういう見方をすれば、すぐれた批評は、すぐれた作品に結びつきます。あなたの視線が、あなたの理論が、作り手を刺激します。 私たちは、この国に、鋭い視線と、優れた才能を兼ね備えた、批評家の登場を待っています。 また、その情報を受け取る皆様には、見終わった作品に対し、「こういう見方もあったか」「私は面白いと思ったけど、そう思わない人もいるんだ」など、新しい観劇の楽しみを提案できます。 作品には感想、批評が必要であると考えます。作り手と観客、二つの異なる方向から伸びる、力強いベクトルが交差する点が、新しい創造への原点です。だから受身の姿勢ではなく、私たち自らがその環境と、システムを発想し、運営していこうと思います。 ゆくゆくは、私たちの作品だけではなく、いろいろな表現者と批評家が、ここで出会い、関係を築いてゆける場に成長することを願っています。 |
2002年7月 ユニークポイント |
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